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『じんじん』スローシネマ 上映会
上映会の詳細
島根県
- 出雲市
- 2016年02月13日(土)10 : 30〜 13 : 30〜
- ●会場:大社文化プレイスうらら館(だんだんホール)リンク
- 出雲市大社町杵築南1338-9
- ●料金:一般(前売) ¥1000 (当日) ¥1500 中・高生 ¥800
- ●お申し込み・お問合せ先:シネマとうほくリンク
022-225-0986 sendai@cinema-tohoku.co.jp
スローシネマ・レポート
主催者からのレポート: 映画『じんじん』を出雲で観る会 松尾 貴美子さん
きっかけは北海道旅行
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「スローシネマのチカラ」ブログ 出雲市上映会レポート
2014年6月に北海道を旅した際、剣淵の「絵本の館」で「じんじん」のことを知りました。翌月、隣の鳥取県米子市公会堂にて「じんじん」の上映会があることを新聞で読み観賞。たいへん素晴らしい映画なので知人にも紹介しようと配給元に問合せしましたが、島根県では今後の上映予定がないとのこと。それなら自分が上映会を開こうと思いました。
ゆっくりと、チームワークを大切に
人を集めてイベントを開催した経験がないので、シンプルな上映会にすることにしました。まず十年来続けている小学校での絵本の読み聞かせグループに声をかけ、小さな試写会を開き、観てくださった14名の方が実行委員になってくださいました。次にひと回り大きな規模での試写会を開催。試写会にお越しの154名の方に5枚のチケットをお預かりいただき本上映の観客動員のために無理のない自主的な協力をお願いしました。9割の方にご協力いただき、本上映の前売りチケット700枚を販売できました。鳥居代表には遠いところを数回足をお運びいただき、スローシネマについて丁寧にお話ししていただいたのが良かったと思います。プレッシャーを感じたり負担になることはなく最後までよいチームワークで楽しく上映会を終えることができました。
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大変だったこと、楽しかったこと
楽しかったこと
2015年7月のミニ試写会から2016年3月の本上映後の集計まで、約9カ月間に十数回の実行委員会を開催し、皆で話し合ったこと。
大変だったこと
草の根運動の活動でしたが賛同して協力してくださる方があり、教育委員会の後援をもらうことになりました。その手続きが煩雑で、資料を作り学校関係に案内をしたほど観客動員の成果はありませんでした。
とはいえ、教育委員会の後援をもらう前に、一人の実行委員の熱心な働きかけにより、市内のいくつかの保育園で映画を職員研修に使用することを決めていました。
その後、教育委員会の後援がおりた故に研修費用の一部が市から補助されたとのことでしたので結果的にはよかったです。若い保育士さんがたくさん映画をご覧になり、素晴らしい感想をお寄せくださいました。
「自分にこんなイベントができると思わなかった」
とにかく映画を観た方が喜んでくださったことです。日ごろ映画館にまでわざわざ足を運んでまで映画を観ないという方がこの機会にと観に来てくださいました。そして異口同音に「感動した、忘れていた大切なことを思い出した、あたたかい気持ちになった、北海道に行きたくなった」などの感想をくださいました。
個人的には十年来の絵本読み聞かせ活動の集大成としてメモリアルなイベントを成功させることができて、人生に花を添えられました。他の実行委員も、自分にこんなすごいイベントができると思わなかった、上映会に続々お客さんが集まるのを見て感動した、楽しく頑張って毎日充実していたなどとおっしゃっています。
これから上映会を開く方へ
まずどういう上映会にしたいか方針をきちんと決めることだと思います。それによってやり方もやらなければならないことも違ってきます。
スローシネマとはどういうものかをしっかり理解すること、協力者を募る際は厳選することをお奨めしますが、自分がどういう上映会にしたいのかを明確にすれば異論がある人は去り、理解した人だけがついてきます。私はメンバーに恵まれました。
図書館やコミセンにポスターを貼らせていただいたり、教育委員会経由で市内の小学校校長と学校司書あてに上映会のご案内をしましたが手ごたえはゼロに等しかったです。それよりも直接お会いして映画のすばらしさを熱意をもって語ることです。
地元の新聞社に連絡しました。2週間前にイベント情報掲載欄に小さな特集記事を書いてくださり駆け込みの観客数を増やしました。